東京国際映画祭2005「ブラザーズ・グリム」

ブラザーズ・グリム」観てきました。久々に六本木ヒルズへ。ゲストでモニカ・ベルッチ来なかったよ…何なの。今年の映画祭のHPが最高に見にくい。しかもゲスト情報開催直前に消えてるし。訳分からん。やたら元気なテリー・ギリアム監督が登場。かわいい!てかテンション高すぎ。普通の愛らしいおじちゃんじゃないか。もっとイカれた人なのかと思ってた。キャストについて語ってましたが、マット・デイモンは今までちょっと無口で硬派な役柄が多かったので、今回はよく喋る、ベン・アフレックのようなキャラクターにしてみた、との事。笑える。

問題の映画は…。何となく監督で期待しちゃったんだけど意外と普通で、部分部分チャチかった。ストーリーもすげー微妙。ラスト何じゃそりゃ!て感じ。マット・デイモンヒース・レジャーことグリム兄弟がでっちあげの魔物退治で金稼ぎする所から始まって、結局2人は呪われた森へ行って次々と消えてった少女達の事件の解明を依頼される。とにかくやたら黒光りした虫がわっさーー!ぞわーー!で私は常に逃げ腰体勢でした。なんか歳なのかね、サスペンスや殺人事件、精神的にぞっとする怖さってのはへっちゃら(むしろ好き)なんだけど、こういったお化け屋敷的な「わっ!」と驚かされる系が全くもって苦手になってしまったよ。ちょっとカラスがぶん!てカメラに向かってきただけでひっ!て目を背けてしまう。怖いよー怖いよー。約2時間座って映画見てただけなのに、私まで一緒になって走りまわっていたかの様な疲労感。疲れた。そういう映画全く見ないからなあ。母親と小さい頃「ジュラシック・パーク」見た時、途中で映画館を逃げ出そうかと思ったのがふと頭をよぎった。あとモニカ・ベルッチ出番少なすぎ!こりゃ来日する訳ない。

まあけなしまくりだったけど、監督の茶目っ気というか遊び心は出ているし、私は終始笑ってたよ。むしろコメディー!主演2人の掛け合いが笑える。あと森の仲間達(?)がかわいい。お気に入りは途中に出てくるカエルたん。超かわいかった!べっろーん。しかし窒息しそうな程大笑いした魔物いたけど。泥で出来たジンジャー・ブレッドマン。やばかった。あれはないだろうよ。